ゼロ時間へ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

  • 早川書房 (2004年5月14日発売)
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本棚登録 : 1279
感想 : 122
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物語りの中では、本筋の事件と関係のない事柄が展開される。そのため、推理小説なのに、なかなか事件が起こらない。しかし、一度事件が公になると、関係ないと思われていた事柄が、事件という一点に収束していく。事件こそすべてが集約されるゼロ時間である。
読み終えて、物語の展開の仕方に、改めてクリスティーのすごさを知った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2013年10月5日
読了日 : 2013年10月5日
本棚登録日 : 2013年9月28日

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