いじめられて体育館の裏で泣く女の子ジルを見つけ、ユースティスは夏休みに体験した不思議な冒険の話で慰めようとする。そこへいじめっ子たちが追ってきて、逃げる二人が塀の扉を開けると……。優等生的だったペヴェンシー4兄妹に比べると、今回の二人は息が合ってないし、アスランの大事な教えも次々しくじる上に、助っ人というのが陰気な悲観キャラの<ヌマヒョロリ>。でこぼこトリオが危なっかしくて目が離せなかった。やる気は満々なのに人をイラッとさせるネガティブ発言ばかりのパドルクラムが実に素敵。じわじわと来るおかしみに、他の良キャラの魅力も霞むほど(1953)
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
児童文学・YA
- 感想投稿日 : 2019年12月1日
- 読了日 : 2019年11月29日
- 本棚登録日 : 2019年11月29日
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