吉永小百合その2。ダーク編
寅次郎は止まり木。羽を休めたら、誰もが飛び立って行ってしまう。さらに寅次郎自体も渡り鳥。長くはひとところにはいれない。どこまでも自分勝手で、それがいい。
別れがあるから、人生は短く濃いものになるんですね。マレビトは富と災いをもたらすもの。長くはいれない。寅次郎の人生は、ものすごく密度が濃く豊かでしょう。
人間は生きて行くとどうも頑固になるようで。大人のだめな部分をぶっ壊す寅次郎は、予定調和とはいえ最高である。人ごとなら悩みも問題も掻き回してしまう。かっこいいなあ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2014年9月1日
- 読了日 : 2014年9月1日
- 本棚登録日 : 2014年9月1日
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