ねこまた妖怪伝

著者 :
  • 岩崎書店 (2004年4月5日発売)
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本棚登録 : 44
感想 : 5
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この本も、定期便で来たやつだっけ⁇
妖怪の出てくるお話って、アニメとか実写のは見たことあったけど、活字ではあんまり読んだことなかったかもしれない。
挿絵が多く、アニメっぽいタッチだから、子どもも違和感なく読めるんじゃないかな⁇
尻尾が2本ある猫ミィは飼い主のあやめおばあさんと死に別れ、はるばる新天地を求めて町にやってくる。実はミィは妖怪猫又で、人間の言葉を理解するだけでなく、喋ることもできたもんだから、これまでいた地域では気味悪がられていたからだった。たどり着いた公園で出会った小学生の女の子まなか。この子は想像した生き物(妖怪)を現実に生み出してしまうという自分でもまだ気付かない不思議な力があった。その力を知ったカラス天狗が、まなかを拐って行ってしまう。妖怪ハンターのおじいさん、雪女の雪乃、九尾のキツネだが人間の少年として暮らしている葛葉らと協力して、まなかを救い出す話。
それぞれにキャラが立っていて、それぞれの葛藤もあるところが面白い。
ハッピーエンドだけどちょっと切ないラスト。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年3月27日
読了日 : 2024年3月27日
本棚登録日 : 2024年3月27日

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