宗教とデザイン

著者 :
  • 左右社 (2023年9月25日発売)
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感想 : 8
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結構話が細かかった。
私にはウケた。流石に最後の方の漢字の成り立ちのあたりで飽きてきて流し読みした。

日本の宗教観ってやっぱり独特なんだなー、というのが一番面白かった。
島国で野山があり、点景が生まれた。それは中心がない、というか、そこかしこに中心があり、八百万の神につながった。そして、自然と海に目が行き、周りをみまわす。すると中国という大国があり、自身が周縁に位置し、中心ではなく周縁が大事という意識になる。
だからこそ、漢字という中国の文化から女官がつくったひらがなにも注目できて、日本の独自の文化とできた。
だから、日本は横、水平の形が多い。お箸の置き方、床の間の畳の配置などなど。
これがヨーロッパは縦。神は上にいるという思想。

ある程度、世界史の流れを知っていないと読むのが難しいかもしれない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2023年11月11日
読了日 : 2023年11月11日
本棚登録日 : 2023年9月30日

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