『絶滅危惧職』と内容は結構似ているが、こちらは特定の食物などに言及しているわけではなく、歴史から現代、未来に至るまでの幅広い話がある。
特にここ200年くらいの近代から急激にフードシステムが変わってきたこと(人口増加や地政学の影響が大きい)や、食べることに対する意識の変化がとても興味深いと思う(自分が今その時代に生きているという点も含めて)。そして今はそれを見直したりする揺り戻しの時代に突入するか、まださらに今の延長線上の世界線を進むかの分水嶺だと思う。
第11章だけでも読むと自分の食生活やフードシステムについて再考するきっかけになるかもしれない。
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- 感想投稿日 : 2023年6月23日
- 読了日 : 2023年6月23日
- 本棚登録日 : 2023年3月3日
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