ずいぶん前に増補新訂版が出ているが、近場の古本屋で手に入ったのが本版だったため、まずは、という気持ちで読むことにした。これは小説ではなく少女の日記であるが、文才があるためか、日記の奥に光景がハッキリと浮かんでくる。内容についてはあえて触れないが、特に印象に残った一節がある。「わたしのほしいのは、取り巻きではなく、友人です。(P.284)」前後を読まないと勘違いしてしまうかも知れないが、衝撃的だった。これ以降、最後までこの一節を心のなかに取り置きしたまま読み終えてしまった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2015年1月19日
- 読了日 : 2015年1月18日
- 本棚登録日 : 2015年1月19日
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