姜維を主人公に、孔明が亡くなって以降の三国志後期を扱った小説。
姜維よりも夏候覇がいい味出しています。
姜維に対しては評価する声、批難する声双方がありますが、少なくとも、蜀という王朝の本来の存在意義である"漢王室の復興"を孤立しながらも最後まで目指した人物、という点においては、日本人好みの悲劇のヒーローだと言えるのではないでしょうか。
ただ、同じ姜維を扱った小説なら「孔明の聖像―姜維戦記」(http://kidoryo.nsf.jp/koumei_no_seizo.php)の方が面白かったなぁ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
三国志・水滸伝
- 感想投稿日 : 2013年7月23日
- 読了日 : 2013年7月23日
- 本棚登録日 : 2013年7月23日
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