ワールドサッカーダイジェストのスペインコラムを執筆しているヘスス・スアレスの著書。雑誌のコラム同様に攻撃的な戦い方を志向する監督に対しては称賛を述べ、とことん勝利至上主義のカペッロや近年のジョゼに対しては批判的な姿勢を貫いている。ただ、戦い方だけでなく、選手への接し方も踏まえた論評なので、普段見えない監督はどの様に選手に接しているかをスアレスの言葉を通してみる事が出来ると思うし、単純に攻撃変調だからと良しとする訳でも無い。好き嫌いがはっきりした言い方なので、人によっては不満を感じる場合もあるかもしれないが、ぶれない態度は素晴らしいと思うし、スアレスの言葉を上手く日本語で表現している小宮良之氏との信頼関係も強いと感じる1冊
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
フットボール
- 感想投稿日 : 2012年12月13日
- 読了日 : 2012年12月13日
- 本棚登録日 : 2012年12月13日
みんなの感想をみる