大久保利謙『日本近代史学事始め』みたいなものか…と思ったらちょっと違う。とにかく色々な人に連絡をとってインタビューをして史料を預かり/貰い、出版して…みたいなことがずーっと書いてある。すごい仕事量である。と同時に、たくさんある資料群の整理について、誰と仕事をしたかいちいち書いてあって、えらいもんだなと思った。
ずーっと読み進めていると、なんだか自慢話のようだなあ…と思っていたところ、最後のほうで「どのみち人は、他人の話を聞いたら自慢話だと思うわけで、私が何をしゃべったって自慢話だと思うでしょう。」(p.265)と書いてあって、「あ、自分の話は自慢話だと認識してるんだな」と思った。
ただ「新しい教科書」についての記述は分散的で、ひとつの「章」になっていない。のはちょっと意外だったか。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
歴史
- 感想投稿日 : 2016年1月8日
- 読了日 : 2016年1月8日
- 本棚登録日 : 2016年1月8日
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