脱グローバル論 日本の未来のつくりかた

  • 講談社 (2013年6月11日発売)
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感想 : 34
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 腰巻きに「おじさんと若者が,ゆるゆると日本の未来を話し合ってみました…」と書かれていますが,そのとおりのシンポジウムの記録でした。
 ただ,話されている内容は,立ち位置がしっかりしていて,しかも包容力もある話で,とても好感が持てました。
 グローバル化と国民国家とは両立できない…とすると,わたしたちは,もう一度,地に足をつけた国民国家を作る必要があるだろう。
 話を聞いていると,「わたしたちの地域の再生も無理ではない」と思い,勇気が出て来ます。できるところから,できる人がやる。
 「人はカネのためだけに生きているワケではない。」-これも腰巻きの言葉です。
 第3回シンポジウムの結論…「ぬるリベ」(ぬるいリベラル)。これはいいですね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 社会の科学
感想投稿日 : 2013年11月30日
読了日 : 2013年11月30日
本棚登録日 : 2013年11月30日

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