鳥と人、交わりの文化誌

著者 :
  • 春秋社 (2019年11月27日発売)
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本棚登録 : 64
感想 : 7
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 最近,出版された同著者の本が気になったので,地元の図書館に出向いてみると,本書があったので,まずはそれを手に取ってみた。
 鳥と人との関係ならなんでも取り扱う…というスタンスで,神話から絶滅まで,いろんな世界を扱っている。それも世界全体から情報を集めていて,その情報量はすごいと思う。ちょっと欲張った感のある本だが,これを読んで気になる人は,その分野に関する専門書なりを開けばいいだろう。
 例えば,鳥が出てくるクラシックの楽曲の話が出てくるのだが,これだって,ネットを使って聞いてみることで,より,鳥と人との繋がりが見えてくるのではないかと思う。だからといって,今のわたしには,そこまでやる気はないけれども。
 また,例えば,人が直接,間接に絶滅に関わった鳥たちの姿を見たかったら,ウィキペディアで検索してみるのもいいだろう。こちらの方は,本に出てきた鳥の何種類かは検索して画像を見てみた。
 あっちもこっちもそっちも…ということで,情報過多,表面をなぞっただけ…とも言えるかも知れないけれども,「鳥と人と文化」が気になっている人への入門書と捉えたい。
 著者・細川博昭氏の本棚には,それこそ,取りに関する大量の本が並んでいるんだろうな。そんな本棚を覗いてみたいものだ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 動物・植物
感想投稿日 : 2023年8月31日
読了日 : 2023年8月31日
本棚登録日 : 2023年8月31日

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