土井先生の言葉はいつも落ち着く。バランスがいい。何かを否定せず、何かを決めつけず、ちょうどいい答えを示す言葉。人を安心させる保健室のような言葉。
そして今回もまた救われた。自分は環境問題にどう向き合えばいいんだろうとずっと悩んでいたけど、台所に立つということが既にそういう行為であると。どんな食材を使おうかと考えることが既に地球と向き合っているわけだと。
パタゴニアがプロビジョンズという環境負荷の少ない食品を販売を始めた。商品の中に入っていた小さなチラシには「食物連鎖の底辺を食べよう」という言葉が書いてあって、その視点はいいなと思ってた。何を食べるかが、もうすでにアクションなのだな。
コロナのおかげで自炊のおいしさに気付けたし、土井先生の本を読んで料理の意味を考えられるようになったのが嬉しい。「こんなんでええんですわ」って言いながらおいしい料理つくっていけるといいな。
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- 感想投稿日 : 2021年2月7日
- 読了日 : 2021年2月6日
- 本棚登録日 : 2021年2月6日
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コメント 1件
SAKI.Tさんのコメント
2021/02/07