スマートフォン、巨大掲示板、ボーカロイドといった現代のアイテムが各所に登場する。だけど、神町サーガの印象が強いからか、今回は薄味な村上龍のような印象。
ある若手資本家に雇われる、アイドルをひたすら監視する部隊の、元週刊誌のパパラッチが主人公。資本家の立場はクエーサー、地球から一番遠い場所で最も明るく輝く星で、13番目の柱はダイアナがぶつかった柱を意味している。
現代とのリンクや暴力、冒険、可能性の中から一つの未来を選ぶようなメタ的な文学性もあるのだけど。いつも凄い小説を書いてくれるから、小品だと少しガッカリしてしまうのかも。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2012年11月25日
- 読了日 : 2012年11月25日
- 本棚登録日 : 2012年11月25日
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