江戸時代当時の人々の息吹がとても身近に感じ、面白かった。一般的には、藩の記録に残らないような農民などの庶民の生活、駆け落ち、心中、酒での喧嘩の話から、今で言えば地方債のような藩札の発行、借金の返済に苦労している様子といった藩の内情まで書かれている。
筆者があとがきに書かれていた、「読むのが面白く、書くのは楽しい作業であった」という気持ちが随所にとても表れていて、面白かった。
今後、この「小松藩会所日記」の現代語訳で出されたら買いたい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
歴史
- 感想投稿日 : 2011年8月15日
- 読了日 : 2011年8月15日
- 本棚登録日 : 2011年4月10日
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