イノベーションはなぜ途絶えたか: 科学立国日本の危機 (ちくま新書1222)

著者 :
  • 筑摩書房 (2016年12月6日発売)
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イノベーションと盛んに叫ばれるが、日本から失われてしまった科学的な思考とそれを育てて発揮する場をどうにかせんことには、上っ面の見えてる技術をこね回したところで仕方ない。
・シャープの没落から見る登った山から降りられない既存知識に頼った組織の弱さ
・米国SBIRの成功という科学見識の高い政府組織の価値
・福知山線脱線、原発事故に共通する物理限界の無理解
科学者と一般人、理系と文系などの境界を超えた交わりが重要であり、それを推進する人材を排出していかなきゃいけない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2023年7月24日
読了日 : 2023年7月23日
本棚登録日 : 2023年7月6日

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