朝だけ断食で、9割の不調が消える!

著者 :
  • 学研プラス (2015年7月29日発売)
4.23
  • (7)
  • (3)
  • (2)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 55
感想 : 10
5

すごく良かった。
今の体調が凄くいいのだけど、それと合致する情報がズラリ。
完璧です。


砂糖の様な高GI食品を摂ることによって食欲をコントロールする細胞が傷付く。


「人体の三大栄養素の成分比率」
人体を構成している成分比率は、たんぱく質と脂質が45%ずつ、ミネラルが10%、糖質が1%程度。
今自分達が食べている食事の成分比率は糖質70%、たんぱく質15%、脂質10%、ミネラル5%程度。


食べ物を食べることによって起こる「胃、大腸反射」と呼ばれるものがあるけど、これは水分を飲んだ時にも起こる。
これは空腹時に胃が膨らむことで起こることなので、必ずしも固形物を食べたから起こることではない。
朝起きた時に水分だけにしてみるとこれが分かる。


「解糖系とミトコンドリア系」
人間がエネルギーを得る2種類の方法。
解糖系は酸素を嫌う性質があり、即効性に長けるが持続力がなく、無酸素運動時に適している。
それに対しミトコンドリア系は酸素からエネルギーを取り出す材料に変える性質があり、エネルギー製造までに時間がかかるが大量のエネルギーを作ることができ、有酸素運動に適している。


アルコールは体内に入るとすぐに肝臓に運ばれて代謝・分解を始める。
この時に活躍するのがアルコール脱水素酵素と呼ばれる酵素。
この働きによりアセトアルデヒドに分解され
アセトアルデヒド脱水素酵素で酢酸に。
酢酸はアセチルCOA合成酵素により水と二酸化炭素に分解される。
こうした様にアルコールは色々な酵素か必要で、身体の負担が大きい。



「ヒートショックプロテイン」
自己回復タンパクとも呼ばれてる。
これは体を温めることによって傷付いた細胞を修復してくれるタンパク質で、身体の免疫力を高める作用がある。
熱などのストレスが細胞に加わった際に細胞の中で作られ、酵素の働きも活性化させる。
これを活性化させるには湯船に浸かって身体を温めればOK。


「砂糖(ショ糖)は悪玉菌の最良のエサ」
砂糖は単糖類と二糖類で出来ていて、単品では優れた栄養素だけど、この二つが組み合わさるとたちまち悪玉になる。
この砂糖の分子は切り離すのに時間がかかり負担になるし、消化不良にもなる。
その残ったショ糖が悪玉菌のエサになるってしまう。


「味噌の変わった性質」
味噌は塩分が多い割に血圧が下がるとされているが、それはメラノイジンという物質の力。
これは大豆にはないのに味噌になると出てくる不思議な成分で、乳酸菌の繁殖を増やしたり便通を良くしたりなどの作用があり健康効果が高い。
味噌汁もいいけど生味噌はより良い。
しかし添加物が入ってる味噌汁には注意。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年3月17日
読了日 : 2017年3月17日
本棚登録日 : 2017年3月15日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする