地下室の手記 (新潮文庫)

  • 新潮社 (1970年1月1日発売)
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【ある本に記載されていた《1800年代のロシアにおける投獄中の労働内容》】と【職場の大先輩が話した《現代の日本自衛隊の精神強化訓練》】がキッカケとなって読む事になった『地下室の手記』(ドストエフスキー)。

以上2つのキッカケ内容というのが、どちらにも「穴を掘って埋めて掘って埋めて…という作業が連続するシーンがある」という事であり、

前者は「一人の人間を潰して破滅させる最も恐ろしい罰」として、

後者は「精神強化訓練」として…という事になっているそうです。

この2つを知った出来事が直近の間で起こり、「こりゃなんかあるな!」と思って手に取り読んでみたら、

「引きこもりニートの暗い話!そしてどこにも投獄中の労働なんて書いてないやんけィ!!!」という感想に至りました。

本の中で紹介された本とその内容に誤りがあったのは今回が初めてで、わかった時には笑ってました。

じゃあ今回の目的である内容は一体どこに載っているのか?と調べてみたら、

『死の家の記録』との事。

これはこれでまた読んでみようかと思いますが、

なんせ暗そう。

それまでにポジティブ系の本読んでエネルギーをためよう。

今回は【教科書に載るぐらい有名な作家の本を自分で読もうと思って手に取った本の第1号】という記念となりました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年4月18日
読了日 : 2023年3月26日
本棚登録日 : 2022年7月24日

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