『池上彰と考える「死」とは何だろう』(池上彰)である話にホッコリ。
東日本大震災後の岩手で起きたタクシードライバーお話で、
被災し亡くなった方の霊を乗せた事がある方々はほとんど、
「また会う事があっても、怖がる事はないし、また乗せるよ」と言ったそうです。
もともとこの話が書かれた本を読みたい!と思って手に取ったのが『呼び覚まされる霊性の震災学』(金菱清)。
ここに書かれている霊性関連は一部であり、
その他は【その時に何が起きていたか?】という事であったり、【震災後、人々の身に起きた事とは?】という事でした。
私はテレビ、そして災害にあった方々による映像を見て、
【当時の背景】をだいたいの範囲で知った気になっていたけれど、
それは個々人のものではなく全体的なものだったのだと、
読んでて思ったなぁ。
すごい身近に感じました。
そしてこの本で何がすごいかって、
ここに書かれている論考は全て当時の東北学院大学の生徒さんによるものだという事。
メンタル面が危惧された今回のプロジェクトを最後まで成し遂げまとめて下さった事で、
私はこの本を手に取って「こんな事があったのか」と知る事ができたから、ありがたい。
今回学んだ事に対する疑問点だったり、
関連書を読む事で、
私は記憶に留める事をやってみようかと思ってます。
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- 感想投稿日 : 2022年12月5日
- 本棚登録日 : 2022年3月22日
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