再読。シリーズ5巻目。初の長編。
いつもは持ち込まれた問題に二人が関わっていく形なんだけど、今回は当人である博雅の問題と繋がっていくという感じ。
長編だけあって、事件に至るまでの細かい道筋がいつもより描かれていて、しみじみと物語を読み込んでいくことができました。
人の想いはどうにもならないし、哀しいし、でもそれが愛しい。
徳子姫の思えば苦しい、想えば切ないっていうのも痛いほど伝わってくる。
この世界観や、人間の表現が陰陽師らしくて素晴らしい。
陰陽師入門にもいいかもしれない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本人小説
- 感想投稿日 : 2010年8月20日
- 読了日 : 2010年8月20日
- 本棚登録日 : 2010年8月20日
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