〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則

  • NHK出版 (2016年7月23日発売)
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ボリューム感、コンピュータ用語満載の難書、しかも、図表がほとんどなく、ガイダンスとして、あるのは、せいぜい、段落分けと箇条書きです。

原題は、"The Ineviable" 不可避:でこちらのほうがしっくりくる。

30年先の未来から現在を見たときに、こんな時代もあったと考える
テクノロジーの原点として、今のIT技術を解説しています。

12の章立てからなっています。

1 Becoming なっていく
現在の技術はまだ始まったばかりだ。インターネットに関してははじまっていない。

2 Cognifying 認知化していく
AIの話、ビッグデータ、アルゴリズムの改良によって惑星規模の知性が誕生する。

3 Flowing 流れていく
音楽をはじめ、本、画像、動画など、コピーできるものは流動化され、拡散されていく。

4 Screening 画面で見ていく
全世界の本、映画、動画などをあつめた、ユニバーサル図書館が誕生する。

5 Accessing 接続していく
ブラットフォームはサービスの工場化し、所有よりアクセスすることに変化していく。

6 Sharing 共有していく
膨大なデータがシェアされると手に負えなくなって、選択をアシストするサービスが必要になる。

7 Filtering 選別していく
データが指数的に増加していくので、選別の必要性がますます重要になる。

8 Remixing 再編成していく
本、動画などをいったん部品化して再編成したり、再利用できるようになる。

9 Interacting 相互作用していく
VR,ARで、境目のないバーチャルな世界で体験ができるようになる。

10 Tracking 追跡していく
膨大なセンサーが、情報を収集していき、究極はライフストリームという個人ライブラリーが出現する。

11 Questioning 質問していく
ウィキペディア、超スマートな回答がどこにでもある世界では、完璧な質問こそが求められる。

12 Beginning 始まっていく
地球規模の情報プラットフォームは、超知能と生み出すのか、人間にマシンが加わって複雑な相互依存にむかうのか。

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感想投稿日 : 2022年1月20日
本棚登録日 : 2022年1月16日

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