良書 プレゼンテーション資料を作るための教科書、よくできていると思います。
あくまでも資料の作成であって、その発表方法などについては、言及されていません。TEDなどをご参考にされたらいいとおもいます。
現代のビジネスパーソンにとって必須のスキルである、プレゼンテーション資料の作成の方法。
提案する、報告する、交渉するための基本的な資料や書類をどうつくるか。
相手にすぐ理解されて、行動を引き出すことができる資料を段階的に作成するためのステップを説明されています。
気になった言葉は、以下です。
・「わかる」というのは2種類ある。「何がかかれたいるのか、意味を理解すること」、意味を理解した上で、その意義がわかる「意義を納得する」ことです。相手に行動を促すためには、この2つの「わかる」が伝わらないといけないのです。
・資料の3つの要件、①相手の期待値を理解していること ②プロとして高い達成基準を満たしていること、③安心・満足・感動を与えること
・「わかる」「伝わる」の4つのフレームワーク ①何のために、②誰に、③何を、④どうやって 5つのステップ、①目的、②ターゲット、③メッセージ、④構成、⑤ビジュアル化 で資料を完成させる
・①目的 どんな行動をとってもらいたいか、そのためには、何を理解してもらいたいのか、 そのためにどのような状態にすべきか
・②ターゲット タ^ゲットのプロファイルを収集し、作成する、そして仮説を立てる 期待、理解
・③メッセージ メッセージは、根拠と主張からなる A(根拠)だから、Bすべきである(主張)メッセージとして、ロジックエラーがない、なぜ5に耐えられる、感情に染み入る 感情を全面にださない
・④構成 A:全体像、フレームワークを決める⇒わかりやすい順番を考えて整理する⇒整理したものにタイトルをつける B:ページ構成⇒オブジェクトの配置⇒書式、カラーの設定⇒サンプルの記入 C:情報の質を決める⇒情報の質⇒情報の量⇒情報の加工の方法⇒効果の方法
・⑤ビジュアル化 A:ビジュアルオブジェクト、表、グラフ、チャート B:ビジュアルエフェクト カラーリング、イラスト、アニメーション
・仕上げ:おもてなしの心 シンプル化 他者(相手)の視点を入れる 仮説のストーリー性
目次は、以下です。
はじめに
chapter1 プロフェッショナルの資料に求められるもの
chapter2 「意義がわかる資料の作成方法」「目的」「ターゲット」「メッセージ」の明確化
chapter3 「意味がわかる資料の作成方法」資料の構成を考える
chapter4 「意味がわかる資料の作成方法」情報の質と量を最適化する
chapter5 「意味がわかる資料の作成方法」ビジョアルオブジェクトのテクニック
chapter6 「意味がわかる資料の作成方法」ビジュアルエフェクトのテクニック
chapter7 資料のクオリティを高めるテクニック
- 感想投稿日 : 2022年10月16日
- 本棚登録日 : 2022年10月9日
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