LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

  • 東洋経済新報社 (2016年10月21日発売)
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教育・仕事・引退というライフステージが崩壊して、根底からことなる新しい生き方を必要となる

・100歳も長生きするとへたすると80代まで働かなければならなくなる
・新しいテクノロジーの出現で、労働市場が変化し、古い職種が消滅し、新しい職種が出現する。
・ロボットと人工知能にできない仕事を選ぶ ①複雑な問題解決に関わる能力 ②対人関係と状況適応能力が望まれる。
・このため80代まで仕事をするためには、時間をとって、学びなおしとスキルの再取得に投資する必要がある。
・教育・仕事・引退という3.0モデルが崩壊し、一人ひとりが新しいモデルを模索する時代になった。
・マルチステージ:4.0,5.0モデルなど、変わらなければならない状況を選択せざるを得なくなる
・100年時代を生き残るには、3つの無形資産が必要
 ①生産資産 スキルと知識
 ②活力資産 肉体的、精神的な健康と幸福
 ③変身資産 多様に富んだ人的ネットワーク、新しい体験に対して開かれた姿勢
・変わるためには、自分とは何者か、どうあるべきを自分に問わなければならない
・5.0モデルのステージ
 ①エクスプローラ 探検者 世界について新しい発見、自分についても新しい発見、るつぼの経験、人間性を形作る経験
 ②インデペンデント・プロデューサー 自分の職を生み出す人、専門知識を身に着け、学習し、生産活動に携わる
 ③ポートフォリオ・ワーカー バランスをとって働く人、支出を賄い貯蓄を増やす、評判とスキル知的刺激を維持する、新しいことを学びやりがいを感じられる役割を担うのバランスをとる
・5.0モデルのステージを移行するには、期間が必要、1歩1歩前進する、エネルギーを充電する、スキルを習得する
・お金を手当てする 金融リテラシーを獲得する、未来の自分に責任をもつ:浪費をしない、計画を貫く
・未来の人間関係。パートナーを慎重に選ぶ。家族、友人を大切にする

変革への課題
・自分 自分を知る、計画と実験をする、スキルを習熟する
・教育分野 破壊的イノベーションの機が熟し、生涯学習に好ましい影響を与える
・企業 無体資産と有形資産のバランスをとる、従業員が変わる支援をする、マルチステージを前提とする、仕事と家庭の関係の変化を理解する、年齢基準を改める、多様な働き方を認める
・国家 財政の問題、不平等の解消

目次は以下

序章  100年ライフ
第1章 長い生涯
第2章 過去の資金計画
第3章 雇用の未来
第4章 見えない「資産」
第5章 新しいシナリオ
第6章 新しいステージ
第7章 新しいお金の考え方
第8章 新しい時間の使い方
第9章 未来の人間関係
終章  変革への課題

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感想投稿日 : 2022年3月17日
本棚登録日 : 2021年1月30日

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