永すぎた春 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1960年12月13日発売)
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本棚登録 : 1889
感想 : 217
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三島由紀夫に関しては何作か読んだが、まさに純文学といった内容。

男女が婚約をしてからさまざまな災難や困難に晒されてはそれに立ち向かうという内容だが、登場人物の行動に妙にリアリティがあるところが面白い。
身分違いと言って結婚を反対されたり、婚約後に浮気のような行動に知らず知らずのうちに流されていたりだとか、取り止めもないような出来事が流れるように描かれている。

ただ、個人的には刺激が少ないなあという印象。終わってみれば割と円満というかプラスにもマイナスにもなってないような。純文学って難しい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2023年3月9日
読了日 : 2023年3月9日
本棚登録日 : 2023年3月1日

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