奴隷の時間 自由な時間 お金持ちから時間持ちへ (朝日新書 201)

著者 :
  • 朝日新聞出版 (2009年10月13日発売)
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本棚登録 : 108
感想 : 14

「お金持ち」ではなく、「時間持ち」になる事を勧めていましたが、とても難しいことだと思う。
なぜならば、そんな思考転換をする余裕がないからだ。
私のような平民は日々の生活に追われているからだ。

生活スタイルが変わるにつれ、日本人はスローライフを捨てて
しまい、崩壊的な慌ただしい生活を続け嘆き、古き良き時代が
望ましかったと振り返る事はあるものの、革命のような大きな変化がない限り、スローライフを取り戻す事は出来ない現状がある。

作者のような生活基盤がしっかりしているか、信仰深い信者でない限り、作者の声は届かないかと感じたが、無宗教の私にもこの本は素直に読めた。

その理由は、仕事が嫌いな私の生き方を後押ししてくれるような、「労働懲罰説」の説明があったからだ。

この本を読むまで、キリスト教が仕事に対して否定的だということを知り感動した。そして「般若」の意味(少しの損をする事)を知り勉強になった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ノウハウ
感想投稿日 : 2011年6月14日
読了日 : 2011年6月14日
本棚登録日 : 2011年5月29日

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