読後感がイヤ〜な感じのミステリのことをイヤミスというそうだが、このピエール・ルメートルという作家のミステリはどれもそのイヤミスに当てはまる(といっても読んだのは4冊目だけれども)。
第一部では精神的にも肉体的にもどんどんと追い詰められていく主人公。そして第二部ではその裏にあった驚愕の陰謀が明らかに。そして、第三部、第四部では……。
しかし、読み終わったら爽快感が得られるという類の話ではなく、人間について考えさせられる。
ヒッチコック的なミステリというのはまさに当たっていると思う。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリ
- 感想投稿日 : 2019年1月9日
- 読了日 : 2019年1月7日
- 本棚登録日 : 2019年1月9日
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