肥長比売は出雲の豪族・岐比佐都美の末娘。母は肥の川の巫女で、彼女を産むとすぐに亡くなっていた。
出雲は南からの新しい勢力「大和」との戦いの最中にあり、肥長は美しく優しい兄と、母とも頼む姉をその抗争の中で失う。
十六歳に成長した肥長は、大和への恭順の証しとして、王の本牟智和気に差し出される。
古事記垂仁条にある本牟智和気王子の説話に登場する、肥長比売の物語です。
アイヌや古代の隼人の風俗を取り入れたらしいデザインや、背中に入れ墨を彫った肥長の裸体が美しいです。
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記紀:マンガ
- 感想投稿日 : 2011年11月6日
- 本棚登録日 : 2011年11月3日
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