食の安全性についてはずっと漠然とした不安をもってきていた。
これからの人生を考えると、「良いものを摂る」ではなく、「悪いものを摂らない」ことを進めないといけないんだろうと思っていた。
そして、食生活習慣を変えるきっかけにしようとこの本を手にとった。
知っていること知らないことを含め、食の安全性がいかに危機的な状況にあるか、多くのショッキングなことが書かれている。
正直なところ、それでどうすれば大丈夫になれるの?と思わされる。
安全な食べ物なんて手に入れられそうにない。
変われるとしたら、自分の生活スタイルを変えるだけじゃなくて社会全体が変わらないととうてい無理。
でも、著者は書いている。
東日本大震災と原発事故をきっかけにこれだけの内容を公表することを決意したと。
きっとこういう流れは加速していく。
自分だけ工夫して安全な食べ物を確保しようとするのてまはなく、皆が安全な食べ物を当たり前に食べられる社会にしていかないといけない。
そらが自分が当たり前に安全な食べ物を食べられる状態だから。
まずは、この本を適正に評価して、より多くの人に読んでもらいたい。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2011年9月1日
- 読了日 : 2011年9月1日
- 本棚登録日 : 2011年8月29日
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