格差社会: 何が問題なのか (岩波新書 新赤版 1033)

著者 :
  • 岩波書店 (2006年9月20日発売)
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近代経済学者である著者は、競争によって経済効率を高める事は大切な事だと思っている。(65ページ参照)だが、そうすると、競争に勝っていける”いわゆる勝ち組”だけがどんどん豊かになるけれど、勝つことが出来ない、”いわゆる負け組”は全然豊かにならない、という格差が近年どんどん広がっていると説く。そして、この負け組の数がどんどん増加しているとある。私などには他の世帯が、どの程度の暮らしをしているかなどははっきり言って、なかなか見えてこない。隣の家の世帯が、どんな生活レベルなのかも、はっきり言ってよくはわからない。よって、「日本は今、そんなに深刻な状態になって来ているのかな?」と、ちょっと驚きながら読んだ、というのが実感である。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: ためになった系
感想投稿日 : 2006年11月18日
本棚登録日 : 2006年11月18日

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