皆それぞれの「かわいそう」で「みっともない」ところを持っていて、自分でもそれが何なのかはっきりわからないから、誰ともわかりあえない。
家族でも恋人でも友人でも、わからないものはわからない。
だけどわかりあいたいと、好かれたいと思って言葉を尽くして相手に伝えることって、生きるのに必要な事なんだよなぁ。
なんだか色んな人と関わって色んな事を話してみたくなった。
「同じ年頃で、同じように真夜中に働いてて、きっと、一人暮らしで、辛い時期も知ってて、だから、あなたは、わかってくれると思ったのに」
「わかりません、ごめんなさい。......わからなくて、ぜんぜん別のことを考えるから、こんな風にお話する意味があるんだと......思います」(p208)
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- 感想投稿日 : 2024年2月23日
- 読了日 : 2024年2月23日
- 本棚登録日 : 2024年2月23日
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