日本画とは何だったのか 近代日本画史論 (角川選書 596)

著者 :
  • KADOKAWA (2018年1月26日発売)
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感想 : 3

以前、小野竹喬がスタイルを変え続ける姿を画集で見たときに痛々しを感じました。日本の画壇にとって近代とは何だったのか?明治維新を経た国家が日本画に求めたものは、国家のそしてアジアの盟主であることのアイデンティティの発露でした。そもそも日本画というネーミングがイタリア画、フランス画という言葉が無いように奇妙なものかもしれません。本書にタイトルに対する答はありませんが、問題提起として価値があると思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2018年4月23日
読了日 : 2018年4月23日
本棚登録日 : 2018年4月23日

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