ハワード・ヒューズは、幼くして父母を亡くし18才で孤児となります。莫大な遺産とともに父からは遺伝的難聴、母からは病的な潔癖症を引き継ぎました。遺産を注ぎ込んで、映画づくりや飛行機づくりにのめり込み、どちらも成功させています。ただ、生い立ちに起因するのか、ビジネスも私生活も病的で狂気を帯びています。デカプリオの乗り移ったような名演が素晴らしい。切なさはあるけれど、双葉飛行機を単葉に、小型機を超大型機に、最後はジェット機まで民間機に導入しようとするなど、航空機の歴史を一人で切り拓いた人生は爽快です。
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- 感想投稿日 : 2022年3月18日
- 読了日 : 2022年3月18日
- 本棚登録日 : 2022年3月18日
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