人と同じことが出来ない代わりに
人と違うことが出来るってこともあるよね。
テオもきっと、破天荒な兄に振り回されて辟易としながらも、幼い頃から一番近くで見てきた兄の特別さに憧れたりもしたんだろうな。ヴィンセントに対する尊敬の念がなければ、一生かけて支えることは出来なかったんじゃないかと思う。
「兄さんは僕のすべて、僕だけの兄さんだった!」
ヴィンセントのあとを追うようにしていったテオの人生は、きっとこの一言に尽きるのだろう。
太陽の光が降り注ぐ、広い広いひまわり畑で、楽しそうに追いかけっこをする幼い男の子たちの姿が目に浮かぶ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2014年2月11日
- 読了日 : 2014年2月11日
- 本棚登録日 : 2014年2月11日
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