頸飾り

  • 青空文庫 (2004年10月22日発売)
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本棚登録 : 10
感想 : 3
5

教材にも取り上げられている有名な作品とのこと。一時の贅沢を夢見て多額の負債を抱えてしまった女性が結末で知ったことは…

最高のエンドではないですか!でも彼女の人生、決して無駄ではなかったはず。もし首飾りの一件がなかったら、彼女は一生富を夢見て永遠に夫をうらみ、人を羨ましがり、自分をみすぼらしいと思っていたでしょう。いま彼女は労働という貴重な経験を得たのです。

最初は彼女が本当に貧乏なのかと思っていたのだけれど、そうではないとわかりました。どんな身分でも欲望は果てのないもの。彼女の落胆、驚きは想像を絶するものだと思いますが、ぜひ立ち直ってほしいです!頑張れ!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 欧米の文学
感想投稿日 : 2020年11月20日
読了日 : 2020年11月20日
本棚登録日 : 2020年11月20日

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