アガサ・クリスティのミッシング・リンク・テーマの名作「ABC殺人事件」をモチーフに有栖川有栖、恩田陸、加納朋子、貫井徳郎、法月綸太郎の5人が競作したアンソロジーです。
ミッシング・リンクものは謎としては魅力的ですが、合理的な解決となると、かなり選択肢が限られ、なかなか傑作が生まれにくい印象があります。
しかしさすがは当代の人気作家さん達、この難しいテーマを、いろいろな切り口で料理し、見事に持ち味を発揮しています。
その中でも私のベストはきっちり本格ミステリとしてまとめあげた法月綸太郎氏の「ABCD包囲網」です。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
オムニバス(日本)
- 感想投稿日 : 2013年9月16日
- 読了日 : 2013年8月29日
- 本棚登録日 : 2013年8月29日
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