陽だまりの樹 コミック 文庫版 全8巻完結セット (小学館文庫)

著者 :
  • 小学館 (2011年3月1日発売)
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本棚登録 : 128
感想 : 19
5

手塚治虫の幕末コミック。これは漫画という手法を使った歴史小説です。手塚の先祖の医師手塚良仙と一介の武士伊武谷万次郎。無名の武士と西洋医学の医師を中心とした話になっているが、有名な志士たちも続々登場している。無名すなわち歴史には書き残されない、「勝てば官軍」よろしく勝った者が歴史に名を残す。いずれもその時代を駆けるために命を賭けて生きている。

激動の幕末において男とはどう動くか、何をもって信念とするか、生き様(ある意味では死に様)を描いている。
手塚治虫の作品の中で私は最高傑作と思う。手塚って天才だな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: コミック
感想投稿日 : 2012年4月29日
読了日 : 2012年4月29日
本棚登録日 : 2012年4月29日

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