欲情の文法 (星海社新書)

著者 :
  • 講談社 (2012年1月26日発売)
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本棚登録 : 207
感想 : 32
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官能小説に対して、とりあえず濡れ場を書いているだけという先入観があったのですが反省します。主人公が18歳童貞、ストーリーは単純、1人目は年上お姉さんタイプなど、一見どうでもいいような設定や構成は、読者を欲情させるための戦略だったとは。官能小説には人の心を動かすコツが詰まっていることが分かりました。ただ、欠点もあります。この本は基本的に官能小説の書き方が書かれているのですが、著者の個人的な経験を基に書かれています。官能小説家だから当然なのかもしれませんが、著者の性癖が読んでいて少しキツいです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 新しい世界
感想投稿日 : 2016年1月24日
読了日 : 2016年1月24日
本棚登録日 : 2016年1月24日

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