明治緋色綺譚(7) (BE LOVE KC)

著者 :
  • 講談社 (2013年4月12日発売)
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本棚登録 : 362
感想 : 21
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さがしもの屋とか謎解きとかもう何処へやらって感じ。恋愛要素もほぼなし。鈴を連れ戻すために遠峰の夜会に出かけた津軽と河内。遠峰邸には賭博場が。春時と佐之次も居合わせる。そこに遠峰の気まぐれで鈴が巻き込まれ賭けの対象にされてしまう。やっぱり遠峰はヤバイ奴なんだなって話だよね。数ページにわたって賭けのやり方のってたけど、意味分からなかった。津軽は賭け事得意そう。津軽と最後まで残ってた人は子供の頃の春時を買ってた橋広っておじさん?やっと再会した津軽と鈴だけど、なかなか鈴と一緒にいられず拗ねてる津軽が新鮮。鈴に櫛をあげるまでの流れもいい。春時と鈴の血は繋がっていないことが知らされる。そして藤島屋の火事。津軽のお母さんの言葉がすごく好き。「建て替えるきっかけができたってもんよ!」とか「また稼げばいーのよ命あるんだから!」とか。私もあんな人になりたいなー。最後の最後でちらっと春時の本音が見えた気がする。誰にもやるものかって!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2018年5月28日
読了日 : 2018年5月28日
本棚登録日 : 2018年5月28日

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