あなたがそこにいるだけで (角川文庫 ほ 8-7)

著者 :
  • KADOKAWA (1996年12月1日発売)
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本棚登録 : 75
感想 : 6
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高校時代、恋愛小説ばっかり読んでいたのですが、そんなときにはまったのが堀田あけみさん。

久しぶりに読み返してみました。

六つの恋愛短編集。

お気に入りは「いい奴」というお話です。

主人公の豊は、悲しいことや、辛いこと、腹の立つことがあるとミチに会う。

これだけなら普通のお話なんだけど、ミチは豊の元恋人。

豊には栄子という彼女がいますが、ミチとも二人きりで会う。

これ栄子の立場だったら嫌だろうなって思っていると、二人で会っているのが栄子に発覚。

当然ケンカになるわけなのですが、ここで豊は思います。

どうしてミチと別れたんだっけ……

いい奴と恋人との違いってなんなんだろうなって考えさせられました。

それにしても豊って勝手なヤツ。
ミチってホントにいい奴。

こんな風な関係ってできるもんなのかなー

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2013年8月20日
読了日 : 2013年8月20日
本棚登録日 : 2013年8月20日

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