なんて、残酷な物語り。
ページを進める中「そろそろ一筋の光が見えるのかなぁ~」って思ったら最後まで残酷だった。
悲しみとか怒りとか、そんな言葉で表現出来ないくらいの、そんな安っぽい言葉で片付けられない彼女の魂の感情は読んでいる私も苦しくて・・・。
何もかも見据えた上で受け止めて諦めて生き続ける彼女は強いのか・・・強いなんて事さえも必要ないような、ただ現実を生きて行くしかない彼女に何て言っていいやら。
見たくもない知りたくもない家族の本性とか、本当に読んでて嫌だった!!
一筋の光があるとばかりに読み進めていたので、どぉぉーんと気分の落ち込みを引きずってしまっています。
古市さんの作品を初めて読んだ。
読みやすかった。
体は動かないし意思疎通が出来ないのに思考だけは、ハッキリしているという、この残酷さが何とも言葉になりませんでした。
家族って他人・・・って・・・他人以下だろっ!!て感じ。
他作品は、どんな感じなのか気になってきました。
絶望の中、死ぬ事も出来ず逃げる事も耳を塞ぐ事も出来ずに生かされ続けて行くって・・・どんなに辛いか色々と考えてしまいました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年2月19日
- 読了日 : 2020年2月19日
- 本棚登録日 : 2020年2月18日
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