19世紀のスコットランド。グラスゴー郊外の小さな街で、やさしい両親に愛され、3人の妹の姉として暮らす17歳のジェシー・ロベルタ・カウン、通称リタ。
病弱で、内気な少女はやがて、恋をし、最愛の人を戦争で亡くすというつらい体験を乗り越え、モルトウイスキーの製造法を学びにやって来た日本人竹鶴政孝と運命的な出会いをする。それは愛する祖国を離れ、異国で暮らすというリタの将来を変える大きな出来事だった。
物語は、リタ(ドラマではエリー)の少女時代から始まり、なかなか興味深いスタートでした。
リタの家族構成はもちろん、政孝の家族のリタへの対応とか、養女サラとの確執とか、ドラマとはまったく違う内容が新鮮でした。(ドラマはドラマで、脚本ってホントすごいと思う)何より、リタが里帰りしていたのがよかった。実際はどうだったのでしょうね。
1人の女性の一代記として、ドラマを見た見ないに関わらず、おすすめの1冊です。
読書状況:読み終わった
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マ行の作家
- 感想投稿日 : 2016年8月25日
- 読了日 : 2015年4月1日
- 本棚登録日 : 2015年4月1日
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