幼い頃の病で目は腫れ顔には赤黒く目立つ痣をもつ莉英は、兄・青林と共に、桃華郷に売られてくるが、容姿の醜さから下男として働いていた。
桃華郷で、窯子の用心棒・大我と出会う。容姿は醜くとも、その心の清らかさをすぐに見抜く大我。
兄・青林の死によって多額の借金を負い、店を追い出された莉英は男妓として生きていこうとする。そんな莉英に大我は心だけは誰にも売るなと約束させ、二人で桃華郷の頂点を目指す。
いいお話でした。
お互い相手のことを一番に思っているのに、気持ちがすれ違ってしまうって悲しいですね~。
二人がした約束に、二人ともが縛られてしまって、心を正直に見せることが出来なくなっているのも切ないです。
でもラストは幸せな二人で、よかった!
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
和泉桂
- 感想投稿日 : 2009年10月31日
- 読了日 : 2009年10月31日
- 本棚登録日 : 2009年10月31日
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