寂しくて、切なくて、儚くて、幻想的で、甘酸っぱくもあって、
でもどの言葉にも当てはまらなくて。
ふたりが出会ったのが中学生であったなら、仲よくなるのに時間が必要だったかもしれないけれど、小学生じゃなかったなら、ふたりの間の(事実的な)距離を越える行動が何かできたかもしれない、私はやっぱりふたりが一緒になることで幸せになってほしいと願わずにはいられませんでした。
ふたりは、ずっと心のどこかで、別れを予感してなお、相手を繋ぎ止めることはしない。だから、ふたりは一緒になろうと思えばできたけど、一緒にならないことを選んだのだと思います。それはもう中学1年生の時に。
ふたりの恋は中学1年生のあの冬が綺麗な完成形で、それ以上は無かったんじゃないかなあ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2013年12月29日
- 読了日 : 2013年12月27日
- 本棚登録日 : 2013年12月29日
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