週刊文春に昨年5月から12月まで連載されたもの。
著者内澤旬子さんがネットで知り合い8か月付き合った男性にストーカーされた時のこと。
私は、そういうのは10代20代の女の子の話であって、大阪万博の前に生まれた40代半ばをこえた人がこういう被害にあったということに、まず驚きました。
ただそれ故に、10代の女の子ではどうすることもできないまま惨殺されてしまうストーカー事件、文筆家の内澤旬子さんが週刊文春に書いてくださったことでこの問題の解決に少しでもむかっていけると思うので、良かったと思います。
もちろん内澤さんは大変だったでしょう。
それに今後ストーカーAが何もしないという保証はないわけだし。
勇気を出して書いてくださり、ありがとうございます。
小早川明子さんの『ストーカー』『ストーカーは何を考えているか』はすでに読んでいて、けっこうストーカーには詳しい私。
でもこの本のように当事者が書き綴ったものは初めてだし、ヤフーパートナー、2チャンネル、イマドコサーチなどのことがいろいろ詳しくわかったのも良かったです。
ここだけの話ですが、私も一昨々年1月に初めて話した男(むこうはもっと前から私を知っていたのかも)が怖くて。
3年以上ですね。「私に話しかけないで」と言った後やたら黙って近くにいたり視界にいたり。
考えすぎと言われるかもしれないけど、いつ豹変するかと思うと自分の身は自分で守らなくちゃと悩んでいました。
今年の春で終了しました(と思います)。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
☆社会政治経済☆
- 感想投稿日 : 2019年10月31日
- 読了日 : 2019年10月31日
- 本棚登録日 : 2019年10月31日
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