図説 エリザベス一世 (ふくろうの本/世界の歴史)

著者 :
  • 河出書房新社 (2012年6月14日発売)
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本棚登録 : 47
感想 : 10

イギリス人はチューダー朝が大好きだそうです。チューダー王室こそイギリス王室だとの気持ちがあるからだろうし、五代で終った王朝に対する哀切の念があるのかもしれない、と。
薔薇戦争が終結した1485年からチューダー朝が終焉した1603年までを扱った学問的な書籍と論文だけで、1900年代から今日まで、毎日二点ペースで生産されてきた勘定になるそうです。それに大衆むけの雑誌小説記事テレビ番組映画など加えると膨大な数にのぼるそうです。

個人的にはこの本でドレイクがすごく好きになっちゃったかな。これは塩野女史が好きな男性をかっこよく描くのと同様に、石井美樹子さんが彼を気に入っている、と見ました!
ドレイクとは、海賊なんですが、史上三番目に世界一周を成し遂げた人。スペインの無敵艦隊を撃破し、イギリスでは英雄、スペインでは「悪魔の化身」。でも彼がスペインに対して攻撃的になったのには理由があるんです!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ☆世界史☆
感想投稿日 : 2018年3月10日
読了日 : 2014年2月17日
本棚登録日 : 2014年2月17日

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