タリバン 復権の真実 (ベスト新書)

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  • ベストセラーズ (2021年10月20日発売)
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感想 : 10

今年の8月15日、タリバンが復権
その後アメリカ軍がアフガニスタンから撤退しました。

驚きました。
日本で言えば戦前に戻ってしまうような?
いえ、私の個人的なイメージでは
オウム真理教に乗っ取られるような。

そんなおバカな私の疑問に十分応えてくれる本でした。
中田考さんは灘中高から東大出のムスリムで
イスラーム法学者、同志社大学神学部教授。
(佐藤優さんと対談してほしい)

〈人権、自由、民主主義が、西洋・イスラームを問わず、普遍的な価値ならば、まだ理屈として通ったのだが、イスラームでいう人権と自由は、西洋とは全く異なる概念であり、民主主義は、そもそもイスラームに適合しない。
つまり、土台となる原理が異なっていれば、その上に構築される諸概念も制度も全く異なる体形を成す。異なる価値の体系にあるイスラームを力で服従させようとしても、あるいは「啓蒙」しようとしても、全く通じないことを理解しなければならない〉

これは内藤正典さんの解説ですが、
この本を読むとあの故中村哲さんも
タリバンに対して肯定的とわかります。

また、巻頭にはカラー写真
日本を訪れたタリバン!
全員一致望んで行った広島平和記念資料館。

タリバン、おもしろそうです。
気になります!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ☆社会政治経済☆
感想投稿日 : 2021年12月18日
読了日 : 2021年12月18日
本棚登録日 : 2021年12月18日

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