ケータイ小説は、コンテンツではなくコンテキストだという一行は考えさせられた。村上春樹の『アフターダーク』、『涼宮ハルヒの憂鬱』、『恋空』の一説を比較し、文学とオタクとヤンキーとコンパクトに述べたところも、納得。他にも、なぜ日本の出版界が再販制になったか、その歴史的経緯など、個々には興味深いところは散見された。が、ふだんから著者の言動をtwitter などで読んでいるためか全体としては新味が感じられなかったのが残念。麻野としては、前に読んだ、『マスコミは、もはや政治を語れない』の方が衝撃大きかった。しかし、あまり電子書籍のことに詳しくない人には適書だと思う。""
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本・雑誌
- 感想投稿日 : 2018年11月6日
- 本棚登録日 : 2018年11月6日
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