日本藝能史六講 (講談社学術文庫)

著者 :
  • 講談社 (1991年11月5日発売)
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「日本芸能史六講」折口信夫著、講談社学術文庫、1991.11.10
181p ¥735 C0170 (2022.12.09読了)(2008.10.09購入)(2004.09.29/13刷)
Eテレの「100分で名著」で「折口信夫『古代研究』」が取り上げられたので、この機会に手元の「日本藝能史六講」を読んでしまうことにしました。
講義の記録なので、読みやすいのではないでしょうか。内容としては、類書をいくつか読まないと理解に到達できそうもないのですが。

【目次】
第一講 藝能の意義・他
第二講 饗宴・他
第三講 鎮魂・他
第四講 田遊び・他
第五講 日本の音楽・他
第六講 採り物・他
三味線唄の発想を辿る
あとがき  折口信夫
翁の発生
解説  岡野弘彦

☆関連書籍(既読)
「「日本人」とは何者か?」松岡正剛・赤坂真理・斎藤環・中沢新一著、NHK出版、2015.04.25
「折口信夫『古代研究』」上野誠著、NHK出版、2022.10.01
(アマゾンより)
人の住む近くにはものやたま(スピリットやデーモン)がひそむ。家や土地につくそれら悪いものを鎮めるために主は客神(まれびと)の力を借りる。客神至れば宴が設えられ、主が謡えば神が舞う。藝能の始まり。著者は、時を遡って日本藝能発生の直の場面に立ち合おうとするかのようだ。表題作「六講」に加えて名編「翁の発生」を収録。著者の提示する「発生学風」の方法こそ近代学問の限界を突破する豊穰なエクリチュール。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 随筆
感想投稿日 : 2022年12月9日
読了日 : 2022年12月9日
本棚登録日 : 2022年12月8日

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