とりぱん(9) (ワイドKC)

  • 講談社 (2010年5月21日発売)
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本棚登録 : 283
感想 : 17
4

(2014.05.26読了)(2014.05.16借入)
第219羽~第245羽が収録されています。秋から春にかけてのお話です。
今回は、割と鳥の話が多かったようです。
ウミネコとカモメは同じか?(36頁)
答えは、ウミネコとカモメは違います。
頭から胸にかけては、ウミネコは白いのですが、カモメはちょっと斑入りになっています。
くちばしの色は、カモメは黄色一色ですが、ウミネコは、くちばしの先端のほうが黒+紅になっています。
大きさは、ウミネコのほうがカモメより少し大きい。
カモメは「冬鳥」でウミネコは「留鳥」とのことです。
鳥には、オスとメスで見た目がまったく違うというか、羽の模様が違う、のが結構います。
76頁にカモ類が紹介してあります。ホシハジロ、オナガガモ、ヒドリガモ、マガモが例として取り上げられていますが、オスはそれぞれ特徴があるのですが、メスだけ見せられるとなかなか区別がつきません。そばにオスがいれば、そのかものメスだろうと判断するのが手っ取り早いかなと思います。(この四種類で言えば、ホシハジロは、オスの身体の模様と割と近いので、識別しやすいように思います。なん子さんもうちょっと勉強して!)
エナガとコゲラのコンビについての考察が何度か行われています。実際どういう関係なんでしょうね。
ミソサザイ、ホオジロ、ジョウビタキ、キジ、シメ、シジュウカラ、カワラヒワ、ハイタカ、なども登場します。
鳥見が好きな方には、なかなか参考になりそうです。

☆関連図書(既読)
「とりぱん(2)」とりのなん子著、講談社、2006.09.22
「とりぱん(3)」とりのなん子著、講談社、2007.05.23
「とりぱん(5)」とりのなん子著、講談社、2008.05.23
「とりぱん(6)」とりのなん子著、講談社、2008.11.21
「とりぱん(7)」とりのなん子著、講談社、2009.05.22
「とりぱん(8)」とりのなん子著、講談社、2009.11.20
「とりぱん(10)」とりのなん子著、 講談社、2010.11.22
「野鳥ガイドブック」志村英雄・山形則男・柚木修著、永岡書店、1990.04.05
「ひと目で見分ける287種 野鳥ポケット図鑑」久保田修著、新潮文庫、2010.04.01
(2014年5月27日・記)
内容説明(amazon)
野鳥・家庭菜園・猫・方言から、わんこそばやカマキリや夕焼けやガスタンクまで、“日常”のすべてをネタに綴られる北東北ベッドタウン・身の丈ワイルドライフ!ネタに綴る「身の丈ワイルドライフ」。
猫をたくさん撫でた日。豆を煮た日。車の中でスズメバチと二人きりになっちゃった日──穏やかで、かつ冒険に満ちた「日常」という時間。野鳥はもちろん熊やトンボやその他も登場、あなたの自然観をへにゃりと揺るがす北東北ベッドタウン・身の丈ワイルドライフ! 忘れ得ぬ1頭の犬の思い出「ジョンのこと」ほか、描き下ろし漫画計18P収録。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 漫画
感想投稿日 : 2014年5月27日
読了日 : 2014年5月26日
本棚登録日 : 2014年5月26日

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