反体制の芸術: 限界状況と制作のあいだで (中公新書 202)

著者 :
  • 中央公論新社 (1969年10月1日発売)
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感想 : 1
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(1972.05.02読了)(1972.04.29購入)
副題「限界状況と制作のあいだで」
*解説目録より*
農民戦争に加担して八つ裂きの刑に処せられたラートゲープをはじめ、『農民戦争』を描いて「頽廃芸術」のレッテルを貼られ、ナチスに追放されたコールヴィッツ、宮廷画家でありながら人間の素顔を描いたため宗教裁判にかけられ、またナポレオン戦争の惨禍が課した苛酷な命題にとりくんだゴヤ、スペイン戦争の真実を直視して大作『ゲルニカ』を描いたピカソ、ナチズムに対する人間的な憤りを狂信の心に秘めて『人質』に定着させたフォートリエなど、十六世紀から現代まで、権力に対立、拮抗した芸術家たちを通して「政治と個としての人間」を追求する。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 坂崎乙郎:美術
感想投稿日 : 2012年8月17日
読了日 : 1972年5月2日
本棚登録日 : 1972年5月2日

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